都内から雲取山への電車日帰り登山参考情報【日本百名山】

2014/10/26 22:26

雲取山といえば東京最高峰、2000m級の山にして日本百名山に含まれるということで、都内在住の方々には広く認知されていると思いますが、山々の奥深くにあるため、あらゆる登山ガイド本でも1泊2日推奨となっており、鵜呑みにすると日帰りハイキングでは選択肢から外れるため、行ったことが無いという方も多いことでしょう。

「健脚であれば日帰り可能」という記述をよく見ますが、果たして自分は健脚なのか等、よく分からない部分もあると思います。

私は今年、人生初登頂も含め、合計6回ほど雲取山へ行きました。ルートは多様ですが基本的に日帰りとなります。

最も容易なルートとして、鴨沢ルートが挙げられるため、このルートの、都内からの電車行雲取山登山情報を記載いたします。

まず、西東京を除き、都内からの電車アクセスで奥多摩駅に到着できる時間は、7時15分~8時21分あたりでしょう。

ですので、奥多摩8:35発(※2014/10/26時点。変わる可能性あり)の鴨沢行きを前提とします。このバスに乗ると鴨沢への到着は大体30分後となり、登山開始は、準備を含めて9:15となります。

次に、下山時刻を決めます。最短で帰ってこれるルートはやはり鴨沢となるため、ピストンになります。

鴨沢からの奥多摩行きバスで、日が出ている時間帯(季節注意。夏ならば18時台も可能、冬なら16時台)で最遅のものを調べます。2014/10/26時点では16:03というものがありますので、下山時刻として15:45バス停を設定しましょう。

上述から、登山開始:9:15、下山:15:45、山行時間:6時間30分となります。

以下は山と高原地図からの、鴨沢-雲取山ピストンの参考標準タイムです。

FROM TO 標準タイム 経過時間
鴨沢 小袖乗越 0:30  
小袖乗越 堂所 1:45 2:15
堂所 七ツ石分岐 0:50 3:05
七ツ石分岐 ブナ坂 0:40 3:45
ブナ坂 奥多摩小屋 0:40 4:25
奥多摩小屋 子雲取山 0:25 4:50
子雲取山 雲取山 0:30 5:20
雲取山 子雲取山 0:20 5:40
子雲取山 奥多摩小屋 0:15 5:55
奥多摩小屋 ブナ坂 0:20 6:15
ブナ坂 七ツ石分岐 0:30 6:45
七ツ石分岐 堂所 0:25 7:10
堂所 小袖乗越 1:20 8:30
小袖乗越 鴨沢 0:20 8:50

標準タイムですと8:50ですが、これを6:30で行って、尚且つ休憩も含むことになります。

標準タイムに対して0.7で掛け算すると、6:11となりますので、これを目安としましょう。

FROM TO 日帰りタイム 経過時間
鴨沢 小袖乗越 0:21  
小袖乗越 堂所 1:13 1:34
堂所 七ツ石分岐 0:35 2:09
七ツ石分岐 ブナ坂 0:28 2:37
ブナ坂 奥多摩小屋 0:28 3:05
奥多摩小屋 子雲取山 0:17 3:23
子雲取山 雲取山 0:21 3:44
雲取山 子雲取山 0:14 3:58
子雲取山 奥多摩小屋 0:10 4:08
奥多摩小屋 ブナ坂 0:14 4:22
ブナ坂 七ツ石分岐 0:21 4:43
七ツ石分岐 堂所 0:17 5:01
堂所 小袖乗越 0:56 5:57
小袖乗越 鴨沢 0:14 6:11

次に、このタイムを出すには体力がどの程度必要なのか?というのが知りたくなると思います。

ここは僕の経験、感覚になってしまいますが、以下1~5の整理となります。

1. メタボ、肥満です : 標準タイム+α 途中で登れなくなる可能性あり

2. BMI、体脂肪率に自信はない、メタボぎりぎりです : 標準タイム

3. BMIや体脂肪率は普通です : 0.9掛け

4. よく歩くし、健康的です : 0.8掛け

5. スポーツやってます : 0.7掛け以下

こう記述すると「スポーツやってないから厳しいな」と判断してしまうかもしれませんが、一点裏技で更に速度を上げることが可能です。それは以下のメソッドです。

・トレイルランニング:0.3~0.5掛け

このメソッドを、一部の稜線や下りの走りやすい場所に用いることで、タイムを大幅に縮めることが可能となります。

ただ、膝へのダメージや下山も含めた体力量、その他諸々、慣れていない人は非常に危険なため、やるのであれば一部の走りやすい箇所のみ適用してください。また、走るに当たってはマナーの観点もあります。ハイカーの迷惑にならない様に注意してください。

また、鴨沢から奥多摩行きのバスは18時台にもあるので、これを用いる想定で、16時30に鴨沢に到着し、18時台のバスを2時間程度待つというのも一つの方法です。これなら7時間以上は使えます(0.8掛けレベル、ただし休憩含む)。

暗くなる前には必ず下山することを前提として下さい。鴨沢ルートは歩きやすいと言えど暗いと滑落の危険もあります。

と、ここまで書きましたが、雲取山日帰りは、素人レベルでも、夏であればそこまで難しくはないということが言えます。秋ならばちょっと忙しい感じ。冬季は雪山になるため、ちょっと話が変わってきます。

 

そして最後に自信が無い人向け。七ツ石小屋の分岐辺りでタイムを確認し、七ツ石山に登って雲取山を諦めるという手があります。これならばまず帰ってこれます。七ツ石山は1700m峰、景色も素晴らしいです。

雲取山に行けたら行く、行けなかったら七ツ石山。こういったエスケープを考えておくのも一興です。

ではでは。今後、山関係の記事も充実させていきます。

 

・雲取山へ向かう途中、鴨沢ルートで左斜面が開けてきてから見える富士山。絶景です。もちろん山頂、石尾根の稜線からもばっちり見えます。

・石尾根縦走路から富士山。